かかりつけ薬局

第14回 かかりつけ薬局

石巻薬剤師会  庄司 憲二/2017年2月17日(金)公開

「かかりつけのお医者さんという言葉は聞きなれた言葉ですが、かかりつけ薬局とは耳慣れないと思う人は多いと思います。

医薬分業が定着してきて薬局で処方せんの薬を調剤してもらうことが多くなってますが、薬をもらう薬局をきめていると多くのメリットがあります。薬局では患者さんの薬を調剤するときに、以前の処方の記録を見比べながら調剤するので、以前の薬と内容が変わっていたり、量が増えていたりしていないか、又違っている時は何故なのか、(もしかして処方せんの記入ミスなのでは?)などをチェックします。

又、いくつかの病院にかかり、処方せんをもらった場合、重複しているものがないか、同じような作用をするものがあって薬の効きめが強くなりすぎないか、相互作用で副作用がでる恐れがないか等もチェックします。そのために患者さんと薬剤師の間の親密な、正確な情報の交換が必要不可欠になります。特に高齢の方は、多くの病院をかけ持ちする場合が多く、身体的機能の衰え(特に肝臓、腎臓)から薬の副作用の現れ方を分析すると3つの型があります。

一つは薬利作用の過剰発現で、例えば血圧、血糖を下げる目的で使用していわゆる低血圧、低血糖状態になった時。二つ目は、薬を長期間、大量に使用すると現れてくる薬物毒性で、腎臓、肝臓、血液などに影響がでてきます。三つ目は一番やっかいな薬物過敏症です。薬物アレルギーは、投与量に関係なく起こります。

服用してみなければわからないという、予測不可能な部分があるからです。アレルギーの初発症状として発熱、発疹、紅斑などがあります。薬を服用してこれらの症状が出現したら、薬は中止してすぐ医師、薬剤師にご連絡下さい。病気の治療に薬物療法は重要な位置を占めますが、それはより安全に、より慎重に進められなければなりません。そのためにも、薬に対するあなたの質問、疑問に答え、正しい使用法を説明してくれる「かかりつけ薬局」を持ちましょう。

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